【実体験】FP3級試験(日本FP協会)を受ける際に知っておくべき5つのこと

FP3級知っておくことアイキャッチ

2022年1月23日、FP3級試験を受けてきました(FP3級試験は実施機関が2種類あるのでが、今回は日本FP協会で実施する場合の説明となります)。

試験は、1月、5月、9月と年3回実施されています。筆記試験のみで現状ネット試験は実施していません。今回、実際に受験してきたFP3級試験について事前に知っておきたいこと5つを記載していきます。

この記事を読んで分かる事
  • FP3級試験(日本FP協会)を受ける際に知っておく5つのことが分かる

次回開催は2023年5月28日(日)になります。(申込期間 3/17(金)~ 4/7(金))

FP3級試験(日本FP協会)を受ける際に知っておくこと5つのこと

1.FP3級試験の種類

正式名称は「ファイナンシャル・プランニング技能士3級」となります。試験は午前の学科試験、午後の実技試験とに分かれています。大きな特徴として、試験を実施する機関が2種類あり、午後の実技試験内容が異なります。

・金財
 →「個人資産相談業務」or「保険顧客資産相談業務」
・日本FP協会
 →「資産設計提案業務」

試験実施機関により試験申し込み先も異なりますので、まず午後の実技試験をどれにするか、から選択する必要があります。

今回私は日本FP協会の 「資産設計提案業務」 を選択しました。全般的に学ぶのであればこちらが良いかなと思います。合格率の観点から見ると、金財の実技試験よりも日本FP協会の実技試験の方が全体的に高めな傾向がある為、難易度も低いと想定されます。

なお、実技試験という名前がついていますが、内容は筆記試験です。試験官と面談…のような事はないのでご安心を。

学科試験は一問一答、実技試験は文章問題、というイメージを持って頂ければと思います。

受験料は6,000円でした。結果通知も合格発表日以降に自宅住所へ郵送されてきます。

2.試験概要と試験時間

以下、日本FP協会の内容となります。

・学科試験(午前)
 試験時間:120分(60分経過後から途中退出可能、試験終了10分前からは退出不可)
 試験形式:マークシート60問(2択 30問+3択 30問)
 合格ライン:6割(36問/60問)

・実技試験(午後)
 試験時間:60分(途中退出不可)
 試験形式:マークシート20問
 合格ライン:6割(12問/20問)

午前の学科試験の時間は余裕があると思います。実際、60分経過後途中退出される方が半数以上いたと思います。午後の実技試験も時間的には足りなくなるといった事は無かったです。全体的に”時間に追われる”といった事は無く、じっくり集中して試験を受ける事が出来ます。

FP3級試験は、マークシート方式の選択式である為、分からない問題であってもとりあえず塗りつぶす事になるかと思います。その知識を持っているか、いないか、というシンプルな形の試験ですね。

3.試験勉強期間と方法

・試験勉強期間
 1か月程度あれば余裕を持てると思います。試験に合格する為であれば2週間程度で問題ないかと思います。

・試験勉強方法
 「FP3級ドットコム」ブラウザ&スマホアプリ

 もうこれ一択で良い、と言えるほど充実したサイト&アプリです。
 過去問が網羅されているサイトで、「過去問道場(学科)」「過去問道場(実技)」という2つのメニューを駆使して勉強する事になります。

 具体的な勉強方法として、まずは「過去問道場(学科)」を3,4年分程度繰り返し実施します。スマホアプリもあるので、通学・通勤中やちょっとした合間でも勉強出来るので重宝します。試験1週間前位から 「過去問道場(実技)」 も実施すると良いです。こちらは文章問題でもあるので、ノート等用意してじっくりやった方が良いと思います。 

FP3級試験については、試験範囲は広いものの、試験内容については、過去問と重複した内容が多く繰り返し出題される傾向があります。答えを暗記するのではなく、答えを導く流れをしっかりと把握する事で合格に近づきます。

 上記のように、ひたすら過去問を実施する事が試験合格の鍵となります。「FP3級ドットコム」では、回答の説明もついているので、そこでしっかりと把握する事で参考書も必要ありませんでした。もちろん、より深く知識を定着させたいといった場合は参考書も大変有用になります。参考書は以下TACさんのものがおすすめです。

・試験勉強ポイント
 基本様々な情報を覚える事が基本になります。この制度はいくらまで、この制度はいくらまで、と結構種類があり似てる数値も多いんですが、パターンごとに暗記する、といった事が必要になります。

 過去問を繰り返し実施する事で、ある程度何度も同じようなパターンの問題を見る事になるので、問題のパターン、その問題に使われる数値部分をまるっと覚えてしまう、という感じで進めていければ良いと思います。

 試験合格するといった目標であれば6割正解すれば良いので、勉強できる時間が取れないのであれば、自分が紛らわしいと感じた部分は”捨てる”といった選択肢もあり、だと思います。

 また、日常生活の中で既に自分で解答を持っている、といった問題も多々あります(ここが面白い所ですね!)例えば以下のようなものです。

・医療費控除するために確定申告を実施しています
・住宅ローン控除、初年度は確定申告か面倒だな…2年目以降は年末調整でいいのか。
・ふるさと納税(寄付金控除)は5か所までならワンストップ特例制度で確定申告不要で楽ですね
・子供が生まれた時、出産育児一時金として42万円もらえたわ
・年末調整で生命保険や個人年金の書類出したけど、それぞれ4万円が控除される上限なんだよな

 こういった問題が実際出ます。勉強していく中で「あ~これ知ってる」といった事が多々ありますので、そこでモチベーションアップさせてさらに新しい知識を身に着けていきましょう!興味が出てくると頭に入ってきやすくなりますしね!

・試験に必要なもの
 電卓
 →持ち込み可能な電卓は決まっているため、受験票を確認しましょう。

4.当日の試験について

・当日の持ち物は以下が基本(送付されてきた受験票も再度チェック)
 受験票(写真を貼る箇所がありますが、写真付き本人確認証を持参すれば貼らないでもOKです)
 身分証明書
 筆記用具
 電卓
 時計
 マスク
 スリッパ(会場による)

・試験会場をよく確認
 目の前に試験会場があるのに遠くの試験会場が選択された、といった事がよくあります…
  私も自転車15分で行ける場所ではなく、電車で1.5時間かかる試験会場が選択されました。電車賃も往復1,800円程度かかりました。。試験会場までの道のりは事前にしっかり確認し当日は余裕をもって行動しましょう。

・鉛筆かシャープペンシルか
 マークシート形式なので、どちらでもかまいません。塗りつぶす場所が間違っていないか試験中に最低でも一度は確認をしましょう。いくら正解にいきついていたとしてもマークシートミスはかなり悲しい思いをしますので。。

・時計はあった方が良いレベル
 受験会場に時計がない事も多いと思いますのであった方が良いですが、FP3級試験はそれほど時間が厳しいという感じでは無いので、あった方が安心できるというものだと思います。

・問題用紙と解答用紙(マークシート)の使い方
  好みの部分ではありますが、私はまず問題用紙に答えを書き込み、一度確認し、それからマークシートを塗りつぶすという方法としました。時間が足りなくなるような試験であれば、問題と解答を並行して実施しますが、この試験の場合は時間に余裕があるのでこのようなやり方を実施しています。自分のやりやすい方法で問題ないと思います。

・お昼の使い方
  午前の学科試験は時間があまる傾向にありますので、いっその事、60分で切り上げカフェ等で午後の実技試験向けに勉強をするのが良いかもしれません。午前は60分経過後11時頃退出し、午後は13時30分からですので、2時間程度は時間を取れます。最後の追い込み、復習に十分活用出来ます!

・あきらめない
 学科試験も実技試験もマークシートの為、部分点等はありません。○か×か、、です。
 分からない問題でも2択3択の世界ですので当たる確率は結構高いです。忘れずにマークシートを塗りつぶしましょう。

5.筆記試験終了後について

・解答速報は17:30頃
 日本FP協会他で解答速報が出されます。問題用紙も持ち帰りOKですので、当日に答え合わせが可能です!

・合格発表はおおよそ1か月後。
 2022年1月23日 → 3月4日
 2022年5月22日 → 6月29日
 2022年9月11日 → 10月24日
 2023年1月22日 → 3月2日

 といように、おおよそ1か月+αの期間があります。

・学科試験、実技試験どちらか片方のみ合格時は、所定の手続きにより合格された試験が免除される
 合格した学科試験または実技試験の実施日の翌々年度末までに行われる試験について合格分が申請により免除出来ます。
  例)
  2022年1月(2021年度)の学科試験合格 → 2024年1月(2023年度)までの学科試験は申請により免除出来る
  → 実技試験のみ受験し合格すれば、FP3級資格取得!!

終わりに

FP3級は以下の知識を幅広く習得できる資格です。
・ライフプランニングと資金計画
・リスクマネジメント
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

  1. 自分の家計を見直して節約したい
  2. 保険の見直しをして自分に見合った保険商品の選択をしたい
  3. ふるさと納税や医療費控除等税金を安くする手段を知りたい
  4. 株式運用の基本的な知識を知りたい
  5. 不動産取得時の知識が欲しい
  6. 相続の仕組を知りたい

色々な知識が入手できますし、お得な制度も知る事が出来ますし、勉強しておいて損は無いものだと思います。

今回は以上となります。

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