2017年11月14日に発売されたゲームソフト「Slay the Spire」。
いまさらながら遊んでみたんですが…ものすごく面白い!!
どんなゲームなのか、内容、魅力を語っていきたいと思います。
・Slay the Spireがどういったゲームがわかる
・Slay the Spireの魅力がわかる
・Slay the Spireがやりたくなる!
目次
Slay the Spire とは
ローグライクのカードゲームとなります。
公式のYouTube動画があったので貼りつけておきます。
ローグライクというのは「風来のシレン」に代表される毎回ランダムなダンジョン、ランダムなアイテムを入手しつつクリアを目指していくタイプのゲームとなります。
カードゲームとなっていますが、自分の行動をカードによって決定していくという感じです。コマンド選択式のRPGとも考えられますね。
遊べるプラットフォームはかなり広く、PlayStation4、NintendoSwitch、PC(Steam)、Xbox、スマホ(Android,iPhone) となります。家でじっくり遊んでも良し、お出かけ中に遊んでも良し、とどこでも楽しめますね!
※各プラットフォーム単位でソフト/アプリの購入をしなければなりませんが…
お値段もダウンロード版で2,000円台、スマホアプリは1,000円台とかなりお手頃価格になっています。
ちなみに私はSwitch版を購入して遊んでいます。
ゲームシステム
基本システム
4人のキャラクターの中から1人選び、最初に配られるカードを使いつつ敵を倒して、最後のボスを倒せばクリアというシンプルなゲームとなります。
実際のゲーム画面は以下のような感じになっています。
山札から5枚配られ、使用するたびに捨て札へ移動します。
・山札から配られる枚数はアイテムによって変化します
・山札が全てなくなると、捨て札が山札に戻されます
・中には廃棄される手札もあり、廃棄された場合は基本的にその戦闘中には使用することが出来ません
・ターン終了時に手札が残っていたとしても、基本全て捨て札に移動します
手札から攻撃や防御のカードを選びつつ、敵へ攻撃したり、敵からの攻撃を防御します。
カードには攻撃や防御の他に支援系カードもあります。
ランダムに配られるカードを使いつつ(=プレイするという単語を使います)、全ての敵のHPを0にすれば勝利です!
敵の行動は全て表示されます。また必ず自キャラクターからターンが回ってきます。
敵が攻撃してくる場合は防御カードを、敵が別の行動をする場合は攻撃を、というのが基本パターンになります。
ただ、複数の敵がいる場合は、防御よりも敵の数を減らすためにあえて攻撃カードを切ることも。。
ここらへんの駆け引きが深いんです!!そこが面白さに拍車をかけているんですね。
MAP
3層構造になっており、その層の最後にボスが待ち構えています。
途中の経路、ボス、取得できるアイテムはすべてランダムになります。
ルート上には以下のようなマスがあります。
マスの種類
・敵との戦闘(通常の敵、エリートと呼ばれる強い敵)
・イベント(カードがもらえたり、アイテムをもらえたり、敵との戦闘になったりといろいろ)
・ショップ(カードやアイテムを購入、手持ちのカードの削除ができる)
・宝箱(アイテムの入手)
・休憩(HP回復もしくは、手持ちのカードをアップグレード)
イメージはこんな感じですね。
ルートは蜘蛛の巣のような分岐になっており、自分で選択しつつ下から上へ進んでいくイメージです。
一番上まで行き着くとボス戦となり、勝利すれば次層へ進める、といった感じです。
3層のボスを倒せばいったんクリアなんですが、特定条件を満たすことにより4層目に行くことができ、そこのボスを倒せれば本当の意味でクリアとなります。
どのようなルートを通るか…なかなか悩ましいんです。
敵との戦闘をしないと、新しいカードやお金が入手できません。
エリートと呼ばれる強い敵を倒することでレリックという強力なアイテムが入手できます。
ただ、基本的にHPが自動回復しないので、休憩する必要もあります。
休憩場所では「休憩」or「手持ちのカードをアップグレードする」と選択式になります。休憩の必要がなくてもカードをアップグレードできるのは魅力的です!
ショップでは不要なカードの廃棄、レリック、ポーションを購入することが出来ます。
弱い効果のカードを廃棄することで、強いカードが繰り返し配られる確率が上がります。
ポーションにはHP回復の効果を持つものもあるので重宝しますね。こちらもランダムですけど…
まずは敵を倒しつつ、イベントも踏みつつ、エリート・休憩・ショップをバランスよくですかね。
ルート選択はプレイヤーによって千差万別になると思います。
カード
4人のキャラクターそれぞれ固有のカードを使いつつ攻略を進めることになります(共通のカードもあり)。
また、カードそれぞれにコストが設定されています。自キャラクターはエナジーというものがあり、そのエナジー量の範囲でしかカードを使うこと(プレイ)が出来ません。
基本的にエナジー量は1ターンに3つ与えられます。カードによってコストは様々で”0″であればいくらでも使えますし、”2″であれば、1枚しか使えない、といったことになります。エナジー量とカードのコストを考えつつカードをプレイしていく感じになります。
また、配られるカード枚数も基本的に1ターン5枚までとなっていますので、自分の使いたいカードが配られないこともあります。
それらを考慮しつつ敵を倒していく…ここが本当に面白いところですね!
種類は、各々のキャラクターで一部重複ありますがおおよそ75枚。共通カードが51枚、呪い状態異常カードが19枚あり、合計75×4+51+19=370枚程度あります!
1キャラクターあたりで考えれば145枚のカードを使いこなしつつ進めていくことになりますね。
初期キャラクターのアイアンクラッドが使えるカードの一例をあげておきます。カード名称、コスト、カード説明の順番に並べています。
・ストライク コスト1
6(9)ダメージを与える
→全キャラ共通の敵へ攻撃するカードです。
・防御 コスト1
5(8)ブロックを得る
→全キャラ共通の敵からの攻撃を防御するカードです。
・なぎ払い コスト1
敵全体に8(11)ダメージを与える
→敵全体にダメージを与えるストライクよりも強いカードですね
・ボディスラム コスト1(0)
現在のブロックの値に等しいダメージを与える
→防御で敵からの攻撃を防ぎつつ、大ダメージを与えられます!
・血には血を コスト4(3)
戦闘でHPを失うたび、●消費が-1。18のダメージを与える。
→初期コストが4と使いづらいですが、HPが減る度コストが下がっていき0コストになります。強い!
()内の数字はカードをアップグレードした際の数値になります。数値が大きくなったり、コストが下がったりと良い効果ばかりですが、アップグレードも基本休憩所でしかできません、、どれを優先させるか悩みどころですね。
また、休憩所ではHP回復が可能です。このゲームでは、防御カードでブロックを増やしても次のターンにはなくなってしまいます。。(なくならないようにできるカードもありますが)
初期キャラクターのアイアンクラッドはHP回復のレリックを初期から持っているので良いですが、他のキャラクターは休憩とらないとHP回復もままならないので防御カードとっても大事!でも防御ばかりでは攻撃できない・・・
休憩所でどちらを選択するかもその時の状況によりけり、ということになります。
最初はカードの使い方もよく分からないのですが、徐々にカードをプレイする順番や、このカードとカードは組み合わせれば強くなる等分かっていきます。
そうなると先に進める確率が高くなっていく。。まさに自キャラクターというか自分自身が成長できる感覚になります!
ローグライクゲームと呼ばれているのはまさにここから来ています。
アイテム(ポーション、レリック)
道中、ポーションやレリックが拾えます。
ポーションは使い切り、レリックはクリアまでずーっと効果が続くものになります。
こちらも一例をあげておきます(キャラクターによって入手できるものが異なりますが、共通のものをあげます)。名称及び効果を並べて記載しています。
◆ポーション
・ブロックポーション
ブロック12を得る
・エナジーポーション
エナジー2を得る
・爆発ポーション
ダメージ10を与える(敵全体)
・古代のポーション
アーティファクト1を得る
※アーティファクトとは、敵からのデバフ(悪い効果)攻撃を無効にしてくれるものです
・瓶詰の妖精
戦闘不能時、最大HPの30%で復活し、このポーションを失う
◆レリック
・ハッピーフラワー
3ターンごとに、●を獲得
・小さな宝箱
?部屋4部屋毎に財宝部屋が出現する
・昆虫標本
エリート部屋にいる敵のHPが25%低下する
・ルーニックピラミッド
ターン終了時に、手札を捨てなくなる
・ペン先
アタックの使用10回ごとにダメージが2倍になる
各キャラクターで初期レリック1つは確定で持っていますが、その他全てランダムになっています。入手出来たら一気にクリアが見えてくるものまで…何がでるか毎回のお楽しみ。。
キャラクター
自キャラクターは4人から1人を選ぶのですが、各キャラクターは以下のような特性を持っています
・アイアンクラッド
通常攻撃特化型なキャラ。
戦闘後にHP回復するレリックを初期から持っているため初心者にやさしい。
・サイレント
専用の毒攻撃を扱えるキャラ。
毒で毎ターン敵のHP減らしつつ、コスト0のナイフカードを使いこなし連続攻撃も可能。
・ディフェクト
専用のオーブを使い攻撃していくキャラ。
攻撃、防御、エナジー増、一撃必殺オーブでの連続攻撃が爽快。
・ウォッチャー
スタンスと呼ばれる自身の性質を変えつつ攻撃していくキャラ。
平静、憤怒、神聖のスタンスを切り替えつつ、神聖になればダメージ3倍!
最初はアイアンクラッドしか使えませんが、ゲームを進めていくにつれて各キャラクターがアンロック(解放)されていきます。また新たなカード・レリックも都度アンロックされていきます。
それぞれのキャラクターのクリア状況やアンロック状況は独立しているので、一粒で4度おいしい!ゲームになっています。
実際に遊んでみて、上のキャラクターから順番に攻略していった方が良いと感じました。
アイアンクラッドは出来ることが少ないゆえに、操作がシンプルなのでとっつきやすくなっています。
サイレントは上記+毒の特殊効果が追加になることで少し複雑に。
ディフェクトはオーブというまったく新しい効果をもった特性を把握しつつ戦うことになるので複雑。
ウォッチャーはスタンスの使い分けすることになるので、こちらも複雑。。
というように上から順番に出来ることが増えていく感じになります。徐々に慣れていく意味でも順番に遊んで行った方が良い感じがしました。
一通り遊んでみて、お気に入りのキャラクターを極める!というのも楽しそうですね。
どのくらいの時間遊べるのか
1キャラクター単位で見ていけば、以下のような進め方になると思います。
最後のアセンションというのは、20段階まで用意されており、1段階目をクリア(3層最後のボス撃破)できれば2段階目に挑戦できるといったものになります。
段階が進むことによって難易度が上がっていきます。敵のHPが多くなったり、ポーション携帯数が少なくなったり色々制限がかかってきます。進めば進むほど制限がどんどん上乗せされるので難易度が上がっていきます…
私の場合、まだまだ初心者クラスですが、3層最後のボスクリアは4キャラクターで終わった、というところです。
1キャラクターずつ3層最後のボス撃破&全てのアンロックを実施したら次のキャラクターへ、という感じで進めています。
道中の色々な行動によってスコアが設定されており、そのスコアが一定値を超えると一つずつアンロックされていきます。各々のキャラクターに4つのアンロックが設定されており、カードやレリックが解放されていきます。
1キャラクターあたり12-14時間程度だったので、4キャラで50時間程度かかりました。3層最後のボスを倒すのにかかる時間は1時間~1.5時間程度かかります。もちろん失敗したら最初からやり直しです…
ここからさらに4層クリアを4キャラなので4回、アセンション20までを4キャラで80回…
仮にすべて1回クリアしても+84時間。。やる気があれば何百時間という単位で遊べそうですね。
まさに時間泥棒なゲームになっています。
ゲームプレイしてみた感想(twitterより)
本ゲームを遊んだ人の感想等をtwitterから拾ってみました(2022/5時点)。参考にしてみて下さい。
ひさびさのスレスパ
やっぱり一度やりだすとはまっちゃいますね
ポーションデッキたのし~(^▽^*)#SlayTheSpire #NintendoSwitch pic.twitter.com/dmz2ho43H0— RYO (@valestein) May 4, 2022
弟者さんに感謝✨面白すぎて時間とけるわー #slaythespire #ゲーム実況 #弟者 pic.twitter.com/ZEyK09J7da
— わたみ (@watami_i) April 27, 2022
プラチナトロフィーを取得してトロコン!!
100時間遊んでも遊びきれない傑作インディーゲーム
これ以上のローグライク(カードゲーム)には今後出会えないかもって思えるくらい楽しかった(^_^)#スレイザスパイア pic.twitter.com/slU1jUgOkH— ジョジョ (@acerpc1) May 1, 2022
絵面敵に地味ながらフリプだったから試しにちょっとやってみたらこういうローグライクゲームくそハマっちゃう#スレイザスパイアhttps://t.co/TMiYvj5QJS pic.twitter.com/366huEs5ay
— レティクル (@ariaaaaaaa00) May 3, 2022
4月のPSフリプ『Slay the Spire』、どちゃくそオモロイ(^-^)
これは…カードゲーム好きな人ならかなりオススメ出来るのでは
回復手段が乏しいからガード主体で戦うのがとても楽しい#slaythespire pic.twitter.com/HkOkUJueIa
— Guro (@Guro_ceroZ) April 29, 2022
初『ローグライクカードゲーム!』
なかなか面白い!しかも容量1GB!
取り敢えず1ボス撃破して、攻略としてはレリックが重要って事が分かった、これは沼にハマるぞぉ!😆#slaythespire #フォロバ #ゲーム好きと繋がりたい #いいねかRTで気になった人フォローする pic.twitter.com/7KQEF55zvs— こまち (@akitakomach8) May 3, 2022
ここがイマイチ
私が感じたイマイチなところをまとめてみます。
・グラフィックはシンプル。やはり一昔前の古さを感じる
→味があるとも言える…
・ストーリーがわかりづらい
→これはその通り…
・Switch版で50時間程度遊んだが、2回強制終了した
→オートセーブがある為実質問題なかった
・時間が足りなすぎて寝不足になる
→遊ぶ時間はあらかじめ決めて…計画的に
この手のゲームを遊ぶのにイマイチか?と言われるとそこまででもなく・・
個人的にはローグライクのゲームを遊んだことのある方全員におすすめしたいです!
終わりに
以下のような方へおすすめです。
・風来のシレンなどのローグライクのゲームが好きな方
・暇つぶしになるゲームをお探しの方
PCでもゲーム機でもスマホでも遊べますので、ご自身のプレイスタイルによって選択できる幅が広いのも特徴ですね。
慣れれば1回あたり1時間程度で遊べると思います(1回で済まないことが多いんですが…あと1回もう1回と時間が過ぎていきます。。)
お手軽に遊べますし、それほどお値段も高くないのでコストパフォーマンスも最高だと思います。
テンポよくサクサク進むのも良いです。ゲームを進めることに対してストレスがほぼありません!
ご興味あればぜひ遊んでみて下さい!ダウンロード版がおすすめです。
今回は以上です。
コメント